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2022.02.22

エンジン不調・配線修理:スズキ ソリオバンディット DAA-MA46S 平成29年式

今回は走行中エンジンのチェックランプが
ついたとのことでご入庫いただいた
お車の整備のご紹介です 

エンジンをかけてみると、
1気筒動いていない(燃焼していない)感じです
まず4気筒のうちのどれが不具合を起こしているのか、診断機で診断していきます


診断結果は「現在」で「No.3シリンダ失火」が
出ていました
ちなみにステータス「現在」とは
今まさに不具合が起きている状態です

原因と残りの3気筒にも問題がないか
詳しく見ていきます

さっそくエンジンルームを開けてみると、、、、、
玉ねぎの皮やジャガイモがたくさん
これは、まさしく・・・・・ネズミの仕業です

エンジンルームは暖かいのでネズミや鳥など小動物が
入り込んでしまいますことは実はよくあります

エンジンルームを開けるまでは、
プラグやイグニッションコイルかな?と
部品の摩耗や故障を考えていましたが
ネズミが入り込んでいるので
別の原因も考えられます・・・

玉ねぎの皮やじゃがいもなどすべて取り除くと
配線が3ヶ所も噛まれていました
(赤い丸の部分です)

1ヶ所はコードが完全に噛み千切られています

スパークプラグやイグニッションコイルも
点検しましたが異常ないので

配線が原因と判断し、修理をしていきます

ではさっそく配線の修理をしていきます。
まずは噛み千切ってしまっている白い配線から

カプラーギリギリのところで噛み千切っているので
カプラーから配線を抜いて線を作っていきます

修理した配線をカプラーに取り付け
反対側もはんだ付けして完成です
はんだした上は伸縮チューブで保護しています
本当は同色にしたかったのですが
ちょうどいい配線がありませんでした

残りの噛まれた配線も修理していきます

噛んで被覆がむけたところを一度切り離し、
新しい配線を取り付けていきます


仕上げに修理した配線を
ビニールテープでまとめたあとに

コルゲートチューブを取り付けます
こうすることによって、再度ネズミが入っても
配線を噛まれないように保護できます

ばらした部品を元に戻して完成です


修理後エンジンをかけて診断機をつないでみると
ステータスが「現在」から「過去」に変わっていました
ステータスが「過去」というのは
《今は不具合出ていないけど、前にこういう不具合が出ていたよ》
という意味なので、しっかり直っています

「過去」の不具合を車のコンピューターから
消去したのでエンジンのチェックランプも消えました

試運転も良好でしたので作業は完了です

今回は外的要因が原因の不具合でした。
配線はエンジンルーム内すべて一体なので、
交換となるとエンジンを下す作業が
必要にもなる大きな作業です。
必然的に費用も大きくなってしまいます
少しでもお客様の負担を少なくと考え、
修理させていただきました

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